■文と文節
文
「文」とはどのうなものか、わかっていますか?
句点(。)のところで一つの文が終了です。
ですから、
「・・・・・・・・・・・・・・。」とあれば、一文。
「・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・。」とあれば二文。
「・・・・・。・・・・・。・・・・・。」とあれば三文です。
たったこれだけのこと、
簡単でしょ?
文節
文節についてはどうでしょう?
文節は小学校4年生でも90%くらいはできる簡単な内容です。
しかし、100%できるようになるには中学2、3年生程度の文法の知識が必要です。
ですから、小学生や、中学1年生はまだ完ぺきにできなくても大丈夫ですよ。
簡単にいうと、「ネ」をいれて切れるのが「文節」です。
どういうことかというと、
たとえば
昨日、ぼくは算数の勉強より国語の方をがんばった。
という文があったとすると、「ネ」を入れて区切っていきます。
それが文節です。
上の例文でいえば、文節はいくつありますか?
昨日(ネ)/私は(ネ)/算数の(ネ)/勉強より(ネ)/
国語の(ネ)/方を(ネ)/がんばった(ネ)/
となって、全部で、7つありますね。
これが文節ですよ。全部で7つの文節がありました。
ですから、1文節で答えてくださいと言われれば、その答えは長くはなりません。
文法的に詳しく説明すると難しく感じる人もいるでしょうから、
それは次の機会にゆずりたいと思います。
まずはこの「ネ」で切る方法で8~9割できるようになってください。
ちょっと練習してみましょう。
次の文を例のように文節に区切ってください。
〔例〕列車は/三時に/着く/そうだ。
1 火口からふきあがるけむりが風に流される。
2 妹のきれいにかたづけられた部屋に入る。
3 もう一度感動的な文学作品を読み直そう。(5文節)
4 小さな失敗はだれでもしたことがあるだろう。(6文節)
5 その会場はあざやかな色であふれていた。(6文節)
《解答は下のほうをご覧ください》
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文節練習問題ー解答
1 火口から / ふきあがる / けむりが / 風に / 流される。
2 妹の / きれいに / かたづけられた / 部屋に / 入る。
3 もう / 一度 / 感動的な / 文学作品を / 読み直そう。(5文節)
4 小さな / 失敗は / だれでも / した / ことが / あるだろう。(6文節)
5 その / 会場は / あざやかな / 色で / あふれて / いた。(6文節)