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■試験で時間がなく空欄の多い人へ

空欄の有無が合否を決める。

たくさんの時計

私が塾に勤めていたときのことです。
入試当日、試験が終わって帰宅途中にほとんどの生徒が塾に寄ってくれます。

そこでまず私が「どうだった?」とききます。
するとほとんどの生徒が「全部書いたよ!」といいます。

中にはもうしわけなさそうに小声で「一つ空欄つくっちゃった」という子もいます。

生徒たちはわかっているのです。
空欄をつくっては合格できないということを。

それまでの練習で空欄を作ってしまったら5割にも満たず、もう挽回不可能な結果に
なってしまう
ということがわかっているのです。

合格ラインを越えるにはまず答案用紙を全部うめるということをしないといけない
ということがわかっているのです。

このことは過去に何度もメルマガやブログに書いたことがあるのですが、「試験時
間が足りず、空欄が多い」というのは永遠のテーマでもあります。

受験までまだまだ時間がある人は読書をすることによってスピードを高めると
いうことは可能ですが、目の前に受験がせまっている人がこれから受験までの
間に速読ができるようになるとは思えません。

しかし、受験で空欄が多いと他教科がよくても挽回不可能になってしまいます。

では、そういう人はどうしたらいいのか?

次の記事を参考にしてください。

1問にかける時間を決める

たくさんの時計

まず、試験開始の合図があったらどうしますか?

急がなきゃと大あわてでページをめくって1番に飛びつく子が多いのですが、そんなことをしてはいけませんよ。

まず最初にすべきは、口笛でも吹きながら、どんな問題があるのかなぁと全体を眺めることです。

陸上競技でスタートの合図があっていきなり飛び出すようなことはやめましょう。
走らないといけない距離は1500メートルかもしれないし、1万メートルかもしれません。あるいは障害物競走かもしれませんよ。

どれくらいの距離だから自分がどれくらいのペースで走らないといけないのか、途中にどんな障害があるのか、まずは全体をながめることが大切です。

そしておおよそ全体が見えたあとに自分の決めたペースで走り出すのです。

マラソンを見ていると「前半の5キロは○○分で、後半の5キロは○○分」だというような言葉を耳にしますが、この方法を試験でも使います。

1番の文章問題を○○で、2番を○○分で、とだいたいのペースを決めてしまうのです。

一定の時間内で完走しようとしたら、そのように枠を決めてしまわないといけません。1番は何分かかってもよくて・・・とやっていると、ほとんどの場合、時間不足となります。

たとえば、1番の文章問題を20分と決めたのだったらその中の難しい問題は飛ばしてでも1番の簡単な問題は20分でやりきらないといけません。

難しい問題に時間をかけてはいけません。

難しい問題は時間をかけて答えを何とか書いたとしても間違う可能性が高いのです。
そんなのはさっさと見切りをつけて、とれる問題だけは絶対にとりましょう。

それだけで受験では勝負になります。

またこのように時間を決めると、試験開始後15分くらいであせらないといけないかもしれません。もう15分過ぎたのに1番はまだやっていない問題が4問も残っているなんて場合はそうですよね。

ですから試験開始後15分くらいでもう慌てないといけないという場面はけっこうあると思いますよ。

そんな練習を今のうちにご家庭でやってみてください。

本当は模試をつかってやるのが一番いいのですが、模試では結果にこだわって、今までのやり方を変えることはなかなかしにくいでしょうから、他の問題を使ってまずは家庭で練習をしてみるべきです。

絶対に空欄を作らないという強い気持ちをもつ。

上に、時間配分のことから書き始めていますが、その前に大切なことあります。

それは「絶対に空欄をつくらない!」という強い気持ちをもつことです。

これに甘えがあって「時間がなかった・・・」というようなことを繰り返している生徒はおそらく受験でも同じことをやってしまうでしょう。

ですからそれをやってしまうのが実力と考えたうえで受験校を選ばないといけません。

「それがなかったらあと○点とれるのに」という願望は通用しません。

探しものを決めてから本文を読む。

もうひとつ大切なことがあります。

それは探し物をある程度はっきりさせておいてから本文を読むということです。

心あたたまるプリン大量誤発注事件。

次の文章を読んでください。

もうずいぶん前のことですが、京都教育大の購買部女性担当者の誤発注によって、同大学の売店の商品棚が大量の焼きプリンで埋め尽くされるという騒動があったことを知っていますか?

同大購買部の女性担当者が、当初200個発注予定であった森永乳業の「森永の焼プリン」を機械の入力ミスで200倍の4000個発注してしまったそうなのです。

そのため、同大学に4000個のプリンが到着し、「完売はどう考えても不可能」ということで、近隣の京都大学や大阪、滋賀の大学の売店計20店舗へ“緊急販売”を要請したというのです。

なかには数をさばくため、値段も通常1個105円を70円の特別価格で販売したところもあったそうで、棚には「大変な発注ミスをしてしまいました。お願い! プリンを買ってください」などと書いた貼り紙をしたそうです。

それが学生の目に留まり、ツイッターで「プリン好きな人は3つ以上買ってあげて!!」などと書き込んだため、販売開始から約2時間で完売したというのです。

また学生だけでなく、うわさを聞きつけた近所の主婦らも買いにきたというから心あたたまりますよね。

もっと前にあった証券会社の株の誤発注で何億損した儲かったという話とはえらい違いです。

<ここまで>

さて質問です。

上記記事に誤りがあります。それはどこでしょうか?

読んでいて気づいた人はいいでしょうが、それに気づかなかった人は、あとで間違いがあるなんて言われて「エー!だったら先に言ってよ!」って感じでしょ?

このときに探し物をまずはっきりさせた上で、つまり本文には誤りがあるんだと分かったうえで読んでいくとすぐにそれに気づくと思うのです。

ですから、私がおすすめするのは、試験のときにいきなり文章を読み始めず、まず問1、問2あたりと、最後の問いくらいをさっと見ておくという方法です。

そしてどんな問題があるのかをだいたい頭にいれて読むとあとでもう一度読み直さないといけないというような無駄がなくなります。

ではどうして問1、問2あたりと、最後の問いくらいなのか?

それはすべてを見ても頭にはいらないということと、最初に頭にいれて本文を読んだほうがいいような問いはたいてい最初のほうにあるか、最後にあるからです。

これもぜひ練習してみてください。

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