■自分の子供でも受けさせたい授業をします。
実力主義
以前、塾でどんな具体的なアドバイスを受けていますかということを書きました。
あいまいな物言いで、具体的にアドバイスをしてくれない塾にいても成績はのびず、
私の勤めていた塾では、小学生の保護者との面談は算国理社の担当講師が全員そろって
4対1の個人面談をしていたということも書きました。
私が大学生時代にアルバイトで塾の講師をはじめたところは当時飛ぶ鳥を落とす勢いで
マスコミにとりあげられることが多いところでしたが、当時、社長がよく言っていたのは
「実力主義」ということでした。
学校の定期試験では一度授業で教えてもらったものが出題される。
だから授業を真面目にうけ、ノートをちゃんととって、試験前に復習をしさえ
すれば点数はそこそこ取れる。
しかし、初見の問題が出題される模擬試験ではそうはいかない。
入学試験は後者だ。
だったら後者でも高得点がとれるように指導しようというのが基本方針でした。
それを「実力主義」と呼び、真の実力をつけると定期試験でも点数はとれるように
なるという考え方でした。
あれから数十年経っていますが、この考えは今も継承しています。
定期試験ではそこそこの成績だが模擬試験になるととたんに点数がとれないと
いう生徒がいます。
そういう生徒は危ういですよ。
それだったら逆に学校の定期試験はあまりできないが模擬試験になると強いと
いうようになることを目指しましょう。
自分の子供でも受けさせたい授業で、絶対に後悔させない。
塾でも新年度になると担当講師紹介ということで保護者会が行われます。
保護者会のみなさんは「どんな先生なのだろう」と思いながら出席しています。
そこで私が、まず初めましての挨拶として言っていたのは次の二点です。
1 この塾を選んでもらったのだから絶対に後悔はさせません。
2 自分の子供でも受けさせたい授業をします。
いちいち説明をするまでもないと思いますが、1は次のようなことです。
世の中には数多くの塾がある中でこの塾を選んでくれたのだから、
ここを選んでよかったと思ってもらえる指導をします。
絶対に後悔はさせません。
2も「自分の子供も受けさせたい授業を」という、この通りですから、説明する
までもないですよね。
自分の子どもに受けさせたくない授業なんてありえないのですが、塾の関係者には
自分の子どもは他の塾に行かせるという人も結構いるのですよ。
社員割引があるからということで自分のところの塾に通わせる人もいますが。
話を戻すと、私はまずは上記の2点を土台として、次に実際に国語ではどのような
指導をしていくかを話します。
国語の学習で大切なことはたくさんあるので、今後、メルマガやブログに順にそれを
書いていきますが、保護者会では、まずは国語の力をつける3本の柱をざっと説明します。
国語学習の3本の柱
1 漢字練習のときの意味調べ。
2 要約文
3 常識と経験
この3つについて文章で説明すると、これだけで、200ページを越える本が
一冊できあがってしまいます。
そして、この他にもまだまだ注意すべきことや、具体的なノウハウなど、
大小さまざまなことがあります。
それらは15年以上近く前からアメブロに書いてきました。
そして、まぐまぐのメールマガジンでは17年前から書いてきました。
私の1冊目の本にもこれは書いているはずです。
「最速90日で偏差値20アップは当たり前!
要約力を鍛えるとどんな子も『本物の国語力』が身につく」
(コスモ21 1,540円)
私の国語についての考えは当時とほとんど変わりありません。
今度、これらのことを順にせつめいしてきます。
このブログをお気に入りにいれて、今後にどうぞご期待ください。