■漢字練習の絶対量が足りません。
漢字練習の絶対量が足りません。
漢字練習はふだん週に何問くらいやっているでしょうか?
週に15や20くらいでは全然たりませんよ。
とはいっても学年によるので、ここでは小学6年生を例にあげますが 私が塾で指導しているときは、国語の授業が週に2回、それぞれ2時間ずつありました。
そしてどちらも漢字の小テストがあります。
学習範囲は1回につき読み40問、書き取り40問のあわせて80問です。
そこから20問選んで確認テストをします。
そして8割で合格です!
不合格者は次の授業の時に早く塾に来てもらって再テスト。
早くといっても20問のテストだから10分もかかりません。
早く来られない子は授業後、あるいはお弁当の時間に再テスト。
8割とれるまで繰り返します。
無駄に10回ずつ書くなんてことはさせません。
その再テストも80問の中の20問ですが、毎回問題がちがいます。
だから前回のテストの20問だけを練習すればいいというわけではありません。
それを週に2回やるわけですから、1週間で160問になります。
私が勤めていた塾では四谷の予習シリーズを使っていました。
四谷のカリキュラムでは週に10~15個くらいの漢字がテキストに載っていた
と記憶していますが、それだけでは到底たりません。
だからそれにくわえて、別に毎回80問の学習範囲があるのです。
これは市販の問題集を使っていました。
私は結構気に入っていて、漢字練習はこれ1冊をやれば十分だとおもっていました。
(実際には受験でそこには載っていない漢字が出題されて「やられた!」と感じ
ることも何度かありましたが)
「サンプル」を見てください。
2ページだけ挙げてみました。
最初は大変かもしれませんが、新6年生だったら2月から新学年としてスタート
して、もう2か月、これくらいの分量でもとっくに慣れているはずです。
1か月もやればそのペースになれます。
5年生では、その半分もやれば十分でしょうね。
4年生ではさらにその半分でもいいでしょう。
6年生になってもまだ4年生と同じようなペースでやっていたのでは受験にまに
あわないですよ。