■「これが入試に出る」という思いで取りくもう!
「これが入試に出る」という思いで!
昨日、スカイプ指導のときに『平家物語』の文章で「万物は流転する」という
言葉がでてきたため、その意味をたずねたところ「知りません」とのことでした。
これについては10月25日のメルマガに次のように書きました。
流転(るてん)=限りなく移り変わること。「万物は流転する」
大切だから、このように書いています。
このようなことをスルーせずに、ちゃんと確認しておいてください。

また、先日、ある入試問題を見ていたら、次のような問題がありました。
旬日の間に麦を刈って田を植え・・・
〔問〕この「旬日」の意味として適当なものを次の中から選べ。
ア 10日間 イ 20日間 ウ 30日間
エ 15日間 オ 25日間
答えはわかりますか?
3週間くらい前のメルマガに次のように書きました。
10月も早くも中旬となりました。(この「旬」という漢字の意味も
理解しておいてくださいね。)
私の経験では、この「旬」については、小中学生はもちろんのこと、高校生でも
知らない生徒が多くいるという印象があり、ちょくちょくこれは受験で出題され
るのでこのように注意しました。
もちろん、この「旬」という字がどういう意味を持っていて、たとえば「旬刊
○○○」という雑誌があったときに、この「旬刊」の意味が、「週刊」や「月刊」と
同様にすでにわかっているのだったらいいのですが、それをまだ知らないのに、
これを見ても素通りしてしまった人も多いのではないかと思います。
このように、日ごろ目にするものを意に留めずにやり過ごしてしまうと、次に
これを見るのは入試当日、試験会場でということになってしまいます。
そのときになって「あぁ、そういえば、あったなぁ、これ。なんだったかなぁ」
と思ってももう遅いのです。
たとえば、数回前のメルマガには「手紙の書き方」がありました。
2回前は原稿用紙の使いかたがありました。
こういうのを着実に身につけているでしょうか?
「ザル」になっていないでしょうか?
「ザル」だったら、まだ引っかかるものがあるのでいいほうですよね。
何にも残らない「ワク」だけになっていないでしょうか?
今、目にしているその問題が実際の入試に出るんだ、次にこの問題を見るのは
入試当日、試験会場でだという思いをもって、一つずつ取り組んでください。
右から左に抜けてしまうようではだめですよ。
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