■「うちの子にはまだ早い」は禁句! / 今日の語句問題(いろは歌)
「うちの子にはまだ早い」は禁句!
子どもの今の実力以上の問題を目にすると「うちの子にはまだ早い」という親が必ずいます。
ではいつになったら早くなくなるのでしょうね?
「いろは歌」を丸暗記してくださいと言われたらどうでしょう?
親の自分だっていろは歌はあやふやなのだから、うちの子にはまだ早いなんて
思うのでしょうね、きっと。
今日の語句問題は、中学入試で出題されたいろはいろは歌の問題です。
ぜひやってみてください。
ということで、話を戻しますが、
「うちの子にはまだ早い」といって、自分の実力以上のことを遠ざけていると、
いつまでたっても今自分ができることしかやらなくなってしまいますよ。
今できる問題は、今やらなくてももともとできた問題なのです。
1ヶ月前でも2ヶ月前でもできたものなのです。
そんな問題が今できても、何の意味もありません。
そういう親は、子どもが「できない」「わからない」ことを極度にいやがります。
しかし、わからないことはそんなに悪いことではありませんよ。
先日、「情熱大陸」というテレビ番組を見ていたら、
数学の先生が「わからないことがわかる」ということが大切なのだということを
言っていました。
わからなくてもいいじゃないですか、できなくてもいいじゃないですか。
勉強をすれば、絶対にわからないこと、できないことは出てくるのです。
勉強しなかったらわからないことは何もありません。
そもそも勉強というものは「わからないこと」「できないこと」に挑戦している
のですから、わからないのはあたりまえです。
「できない、わからない」ことを楽しむくらいの気持ちでどんどんチャレンジし
ましょう。
「できない、わからない」はできるようになるまでの通過点なのですから。
むしろ、できないところにこそフォーカスして、うちの子(自分)にはまだ早い
と思うような問題にも果敢にチャレンジしていきましょう。
まちがえたって、それをやろうとしたということだけで実力はじわっと伸びて
います。
重いバーベルを持ち上げられなくても、持ち上げようとするだけで力はつきます。
そしてある日、少しだけ持ち上げられるようになります。
それでいいのです。
ティッシュペーパーの箱を1000回持ち上げても力はつきません。
「うちの子にはまだ早い」と思うような問題にもチャレンジしていかないと、
いつのまにか「うちの子にはもう遅い」「今からじゃ間に合わない」となって
しまいますよ。
今日の語句問題(いろは歌)
さて、いろは歌の問題です。
ちょっと変わった問題ですが、きっと全然わからないという人がいっぱいいる
だろうなぁ…。
中学入試の問題なのですが。
問い
次の(1)~(5)にあてはまるひらがなを数字の順番にならべて
できあがる言葉と最も関係の深いものを後のア~オの中から一つ選び、
記号で答えなさい。
いろはにほへとち(5)ぬるを
わかよたれそ(4)ね(2)らむ
うゐのおくや(3)けふこえて
あさきゆめみしゑ(1)もせず
ア うめ イ もも ウ さくら エ きく オ つばき
※解答・解説は<<編集後記&お知らせ>>で。
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◆┃編┃集┃後┃記┃&┃お┃知┃ら┃せ┃◆
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■今回の語句問題は難しいでしょうね。
そもそも、いろはにほへと・・・がまったく分からない人も多いでしょうね。
今回の問題は中学入試問題ですが、いろは歌は高校生でもまだ知らない人が
たくさんいます。
ね、だから「うちの子にはまだ早い」なんて言っていられないのです。
いろは歌の内容を理解するのは小学生にはなかなか難しいでしょうが、
丸暗記するのは小学生でもできます。
もちろんおぼろげながらでも意味を考えながら暗記した方が暗記もしやすい
だろうとは思いますが。
この時の意味の説明は「教えすぎないこと」が大切です。
ついつい知識があると、それをすべて教えてあげようとするものですが、
そうするとかえってわかりにくくなってしまいます。
ここは少しくらい間違いがあってもわかりやすく教えてあげることのほうが
大切です。
まずは「いろは歌」の空白を埋めますね。
いろはにほへとち(り)ぬるを
わかよたれそ(つ)ね(な)らむ
うゐのおくや(ま)けふこえて
あさきゆめみしゑ(ひ)もせず
■「ひなまつり」
( )に入る文字を1から順にならべると「ひなまつり」となります。
ひな祭りは3月3日ですね。このころは桃の季節ですから、桃の節句とも呼
ばれます。
ここまでわからないと今回の「今週の語句」はできないですね。
解答は「イ」となります。
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