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■あとは本番で花をさかせましょう!/ミスは実力

■あとは本番で花をさかせましょう!

今年も残すところ1週間となりました。

これからは過去の模試の成績など関係がありません。

志望校に的をしぼって対策をし、入試本番で合格点が取れればいいのです。

去年の生徒でも、偏差値でいうと15くらいはたりないのに見事第一志望に合格
した子がいました。

私は国語の受験指導をして35年以上になりますが、模試の成績より自分の感覚の
ほうを大事にします。

これまでに5000人以上の生徒を見てきましたので、生徒に実力があるかどうかは、
模試の数字よりも的確に見抜く自信があります。

模試ではある程度の好成績をおさめているものの、なんだかあやうい感じのする
生徒もいれば、模試では信じられないくらい低い数字しか出ていないが、確実に
力があると感じる子もいます。

これからは模試の数字ではありません。

本番で花を咲かせましょう。

■ミスは実力

 よく「このミスがなかったらあと○点取れていたのに」などとと言いますが、
「ミス」というのは、本来できる人ができなかったことをいいます。

  26×2=(   )

という計算間違いを中学3年生がしたらミスでしょうが、5歳の子ができなくても
それはミスとはいいません。

私たちが道を歩いていて、たまに何かにつまずくようなものです。
ちゃんと歩ける人だったらそんなに頻繁につまずくことはありません。

それと同じように本当に実力のある生徒はそもそもミスはしないものなのです。
もしミスをしてもその確率は低いものです。

過去問をやってもミスがたくさんあるという子は、まだそこまでの実力しかない
ということであって、それはもう「ミス」ではありせん。

そういう子は本番でも同じような失敗をしてしまう可能性は高いと思っていた方
がいいでしょうね。

ミスのないことを願うのではなく、最後まで実力を高めることを考えましょう。

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