■私は失敗をしたことがない。/「できなかった」ということは成長できるチャンスなのです!
相変わらず遅刻する夢をみます。
高校の定期考査の日。
私が試験問題を作って印刷し、前日までに金庫に入れてカギをかけます。
当日の朝、私が金庫から出して、試験監督の先生に「お願いします」と言って
手渡さないといけません。
ところが、目覚めたらもう9時すぎ。もう試験は始まっている時間です!
やべっ!
高校の教員をやめて13年経ちますが、いまだにこの夢をくり返し見るのです。
1 私は失敗をしたことがない。
2 「できなかった」ということは成長できるチャンス
3 今週の語句問題(色)
■私は失敗をしたことがない。
そんな遅刻恐怖症の私ですが、不思議に失敗をしたことがないのです。
というのはうそで、この「私は失敗をしたことがない」というのは、発明王
エジソンの有名な言葉です。
私は失敗をしたことがない。
ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。
なんてポジティブなんでしょう!
また、次のような言葉もあります。
困るということは、次の新しい世界を発見する扉である。
うん、いいですねぇ。
ピンチはチャンスってことですね!
■「できなかった」ということは成長できるチャンスなのです!
無料8日間お試しコースで挫折する小学生のほとんどは、
むずかしい、できない、わからないということが原因です。
しかし、ある問題をやっていて、それが「できなかった」ということは、
そこがまだ理解できていないところだということが「わかったということ」
なのです。
指示語問題でこんな答え方をしてはいけない、主語述語はこう考えないと
いけない、そんなことが、それで「わかったということ」なのです。
ひとつ「わかった」のです。
それで成長です。
次もまたできなかったら、また一つ「わかったということ」なのです。
このように「できなかった」ところがいくつもあったということは
たくさん「わかったということ」なのです。
ですから、「できない」ことをいやがる必要はありません。
勉強しなければ、「できなかった」ということは絶対にありません。
しかし、何一つ「わかったということ」もないのです。
「できなかった」ということは成長できるチャンスなのです!
失敗をこわがらず、どんどん失敗して、「わかった」というところを
増やしましょう!
■今週の語句問題
今から数十年前、私は高校球児でした。
「がんばって~!」と女子生徒からの( )色い声援が飛んだものです。
夏の甲子園は深( )の大優勝旗、
春の甲子園は紫紺の大優勝旗といいますよね。
この( )に色を入れることができますか?
※色についての語句を集めました。
初級編です。
■次の□□に色を表す漢字一文字を答えなさい
1 この国の□□時代を築いた王について調べる。
2 父は□筋をたてて怒っていた。
3 お祝いにと、□□のまんじゅうをもらった。
4 難しい交渉役として彼に□羽の矢がたった。
5 突然のことに母は目を□□させていた。
6 あんな□二才にこの仕事は任せられない。
7 都市の環境を守るための□化運動に参加する。
8 出席者の中の□一点だった彼女が発言した。
9 □は藍より出でて藍よりも□し。
10 まだまだあいつはくちばしが□色いよ。
11 こんなことは□子の手をひねるよりたやすい。
12 あの人とは□の他人です。
13 □したたる五月、さわやかな日々が続いた。
14 責任をとろうとしないあいつは腹が□いやつだ。
15 深□の大優勝旗をかかげて行進した。
16 少女たちが□色い声をあげて応援していた。
17 雪が降り、あたり一面□世界になった。
18 人前で失敗し、□恥をかいてしまった。
19 人々の□眼視にたえて毎日暮らしていた。
20 彼の父親は政界の□幕だとうわさされている。
<<編集後記&お知らせ>>——————————–
※語句問題解答
1 黄金時代 2 青筋 3 紅白 4 白羽 5 白黒
6 青二才 7 緑化運動 8 紅一点 9 青し 10 黄色い
11 赤子 12 赤 13 緑 14 黒い 15 深紅
16 黄色い 17 銀世界 18 赤恥 19 白眼視 20 黒幕
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