■今年の受験で感じること3つ。
■今年の受験で感じること。
私は受験が嫌いです。
10人の生徒が合格したらそれはそれでうれしいのですが、一人の不合格が
私の中ではすべての合格を打ち消してしまいます。
そんなわけで今日はネガティブなことばかりになりますが、お許しください。
まだ受験が完全に終わったわけではありませんが、1月からの受験結果を
見ていると、残念ながら次の3点を感じました。
1 やはり普通のことが普通にできない生徒の結果がわるい。
2 語彙力が足りない子の結果が悪い。
3 あともう少し時間があればと感じることが多かった。
順に説明すると、と言いながら1はあらためて説明するまでもないかもしれないですね。
答え方(答案の文末)が質問とかみ合っていないとか、指示されたことが
ちゃんとできていないとかそんなことです。
ふだんの指導でも、「この点を直してください」と1点だけ指示したのに、
そこを直さずに答案を提出する子がいます。
指示は1つしかしていないのに、そこを直さずにいったいどこを直したんだろうと
思ってしまいます。
2の「語彙不足」はふだんの指導から感じていたことですが、明確な補強方法が
見当たらず、かつ私がしつこく(うるさく)言わなかったものですから、私の
責任でもあります。
この「語彙力増強」を今後どんな方法でやっていくか、今年度の課題です。
3は受験学年になってから受講を開始し、よくがんばっていたのですが、
いかんせん時間が足りなかったというパターンです。
受験直前になって「えっ、こんなこともわかっていなかったの?!」と感じる
ことがありました。
たとえば小学生でいうと「小春日和」を「春」だと思っているとかそんなレベル
です。
文章問題でも、たとえば空欄に接続詞や副詞を入れる問題で、「入れて読んで
みたらいいような気がしたから」という理由で答えを決めているというようなこと
です。
そして、「それをカンという」ということに本人は気づいていなくて「ちゃんと
考えた」と思っています。
塾にいっているのだったら、塾でちゃんと教えてほしいのですが、塾の先生も
なかなかそこまでは手が回らないのでしょうね。
次回は「階段は一気にかけあがれ」(火事場の馬鹿力)について。
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