■要約文学習の方法とその注意点
目次
- ごあいさつと自己紹介
- 要約学習の重要性と添削サービスのご案内
- 要約に適した文章の選び方
- 何文字でまとめるべきか
- 要約を書くときの具体的なポイント
- お問い合わせについて
1. ごあいさつと自己紹介
こんにちは。国語指導のエズ・インターナショナル、野田です。
私はこれまで、都内の私立中高一貫校や大手進学塾で、通算35年以上にわたり国語指導を続けてきました。また、LINEやメールを使った国語の通信指導も、今年で20年目を迎えています。
この通信指導について詳しくは、こちらをご覧ください。
2. 要約学習の重要性と添削サービスのご案内
前回は「なぜ国語学習で要約が有効なのか」についてお話ししました。今回は、具体的に要約文をどのように書くのか、そのポイントをお伝えします。
ただ、要約を書いても自分では「これで良いのか」が分からないのが実情です。
そこで私は、無料で要約文の添削を行っています。下記フォームからご登録いただければ、課題文をお送りします。
3. 要約に適した文章の選び方
要約に取り組む際、最初に考えるべきは「何を要約するか」です。
論理的文章から始めましょう。随筆や物語文は要旨がつかみにくく、難易度が高いからです。
おすすめは、学年相応の問題集や、公立高校の入試問題です。難易度と文量のバランスがよく、要約練習に適しています。
4. 何文字でまとめるべきか
よくある「100字以内の要約」は、実はそれほど効果的ではありません。
なぜなら、最後の段落を抜き書きするだけで済んでしまい、「考える」プロセスを飛ばしてしまうからです。
200〜300字程度でまとめることで、思考力を使った要約が可能になります。
5. 要約を書くときの具体的なポイント
◆ まずは字数オーバーで書く
最初から短くまとめようとせず、あえてオーバー気味に書いてください。
そこから不要な部分を削っていくのが本質的な要約練習です。
◆ 本文の言葉をなるべく使う
要約は作文とは違います。自分の言葉に言い換える必要はありません。
むしろ、本文の語彙や文体を活用することで、自分の表現力が広がります。
◆ 書き写しで終わらせない
意味もわからずに本文を写しているだけでは、要約になりません。
筆者が伝えたいことを理解した上で、自分の言葉でまとめ直すことが大切です。
◆ 一文を60文字程度に
一文が長くなりすぎると、主語述語や修飾関係が破綻します。
初心者は60文字程度を目安に書くと、構文が自然になります。
6. お問い合わせについて
他にも細かいコツはありますが、今回はこのあたりで。
ご不明点があれば、コメント欄または下記メールにてお気軽にご連絡ください。
▶ メール:【メールアドレス】
本日もありがとうございました。