■速読の本「5分見るだけでどんな人でも高速で本が読めるようになるドリル」
速読の本「5分見るだけでどんな人でも高速で本が読めるようになるドリル」角田和将・ワニブックス
この本をご存じでしょうか?
昨年の秋に発売され、テレビでも取り上げられていました。
先に言っておきますが、私は速読法なるものには基本的反対の立場の人間です。
メンタリストDaigoさんのYoutube動画にある「巷に出まわっている、いわゆる
速読がほとんどインチキである」という考えには賛成です。
とはいえ、彼はあれだけの読書量ですから、彼自身は速読できる人なのでしょうが、
それはいわゆる「速読術」というテクニックを身につけているからではありません。
彼はそのYoutube動画の中で「読書スピードはそもそも何で決まると思うか」と
いうことを言っています。
本を早く読めるようになりたいと思っている人にとってはほとんど身もふたも
ないようなことも言っていますが、 速読ができる人は、スキミングといって、
自分にとって必要な箇所を本の中から見つける能力、つまり読むんじゃなくて、
探す能力は鍛えられるので、それを身につけているというようなことを言って
います。
そこで冒頭の書籍に戻りますが、
絵や文字をひとつずつ見ず、
ページ全体を見る+できるだけ急いで見つけると
高速で読むトレーニングになるよ。
ということで、桃の絵が50個(縦5×横10)並んでいます。
そして問題ですが、
この中に、1つだけおならを二発している桃があります。
それはどれでしょうか? (目標時間10秒・レベル★★☆☆☆)
とあります。
つぎの問題です。
また、つぎのような問題もありました。
この中に一匹だけがう「さる」がいます。
どこにいるでしょうか?(目標時間2分・レベル★★☆☆☆)
ということで、これも「孫悟空」のようなサルの顔が50個並んでいます。
どうでしょう?
わかるでしょうか?
レベルはどちらも5段階で星2つですから、比較的容易なほうなのでしょうが
2つ目の方は目標時間2分ですから、こっちのほうが難しいですね。
ちなみにこんな問題もありますよ。
※ちなみに私はこの「いきもの探し」の2問とも、あと1匹が見つかっていません。
そして、この本を買っていないので答えも知りません。
買ってもない本を紹介するなと思われる方もいるかもしれませんが、
冒頭に書いたように私は「速読術」には基本的に反対の考えなので。
以上ですが、どうでしたか?
わかりましたか?
※次回はこの続きとして「ことば探しゲーム」をご紹介します。
■国語通信講座のお申し込みはこちらから。