■文章理解で絶対に必要なこと=文字の映像化(想像すること)
文章理解で絶対に必要なこと=文字の映像化(想像すること)
文章を読むときに絶対にやらないといけないこと、それは文字の映像化、
つまり「想像をする」ということです。
それは私の本の中でも書いています。
1冊目の本(『要約力を鍛えるとどんな子も「本物の国語力」が身につく』)では
木登りの絵を生徒に描いてもらっています。
2冊目の本()ではバス停の絵を描いてもらいました。
みなさん、頭の中はいろいろなことを想像しているということがわかって(つまり理解していることはバラバラだということがわかって)けっこう楽しい(?)ものになりました。
また2冊目の本(『1日15分学習 本当に身につく国語の基礎力』)では前回のメルマガに書いた
とし問へば片手出す子や衣替へ
という小林一茶の俳句をあげて、
さぁ、この子はどうしているのでしょうか。
この子と同じ動作をしてください。
というようなことも書いています。
この子は片手を出したわけですが、どんな出し方をしたのかが理解できるで
しょうか?
「何かちょうだい」とばかりに手のひらを上に向けて片手を出しているわけでは
ないですよ。
チョキを出しているわけでもないし、Vサインでもありません。
この俳句には「とし問へば」とあります。
これは「歳を問えば」ということです。
つまり「年齢を問うたところ」という意味です。
「ボク、いくつになったの?」と年齢をたずねたということです。
そうすると子供は片手を出したということなのですから、手をひろげ、手のひらを
相手に向けて「5歳」と伝えているのです。
文字からこのような様子を想像しないといけないのです。
読解練習問題
さて、このように文字から、具体的にその姿を想像できるでしょうか?
今日は問題を一つ出しますね。
質問:さて、そこで質問です。
倫太郎くんはノートを手にして、それを折りましたよね。
倫太郎くんはどんな折り方をしたのでしょうか。
みなさんも手元のノートを手に取って、倫太郎くんがしたことと
同じことをしてみてください。
模範解答はこの画面下方にあります。
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