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■本文にしるしをつけていますか?

国語の試験問題は書きこみで汚れていますか?

塾や学校の試験終了後に持ち帰った問題用紙は書き込みで汚れていますか?

まだ全然手をつけていないかのような真っ白の問題用紙ではダメですよ。

まず、印を付けながら読む癖をつけてください。
印のつけ方は自由です。

とにかく、鉛筆で本文をよごしながら読むのです。

ただし、ただ線を引いていくのではいけません。
中には、結局ほとんどすべての文に線を引いたのではないかと思うくらいに傍線を引いている子がいますが、それでは何にもなりません。

ですから、私は「線を引いてください」とは言いません。
「印を付けてください」と言います。

重要だと感じた言葉をマルで囲んだり、四角で囲んだり、その四角と四角(キーワードとキーワード)を線で結んだり、あるいは反対の意味を表していたら反対とわかるような記号をつけたりしないといけません。

たとえば、抜き出し問題で答えになる部分を見つけたら「ここからここまで」とまずは印をつけ、それから答案に答えを書くのです。

その印はかぎかっこでもいいし、そのほかの記号でもいいのですが、ただ一つ気を付けてほしいのは
濃くはっきり大きく書くということです。
少しくらいはなれたところから見ても目立つような書き方にしてほしいのです。

印をつけたところを探さないといけないようでは本末転倒ですよ。

●小学生の物語の場合

小学生の物語だったら、まず注意すべきことは「登場人物の人間関係」です。

この人とこの人はどういう関係なのかということがわからないまま本文を読んでいっても内容がぜんぜん理解できていないはずです。

人物関係の説明はたいていの場合、物語の書き出しで説明されていますから、そこをしっかり読まないといけません。

そして、そこにでてくる登場人物に印をつけていくのです。

国語の苦手な生徒は物語のなかで、登場人物が何人いるのかもわかっていないまま読み進めて、問1問2・・・という問いの答えを書こうとする子がいます、

ちょ、ちょっと待ってよ。
あなたはまだ本文がちゃんと読めていないでしょ?
物語の内容がわかっていないでしょ?
それで問いをやろうとするから頓珍漢な答案になってしまうんだよ

といいたくなってしまいます。というか、言っていますが。

国語を苦手としている小学生はまずは登場人物に印をつけて、人物同士の関係を正しく理解することから始めてください。

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