■朝日小学生新聞のコラム「天声こども語」
朝日小学生新聞のコラム「天声こども語」
ある受講生から、朝日小学生新聞のコラム「天声こども語」の書き写しをしているというご連絡をいただきました。
書き写しという作業はむかしから文学を志す人がやってきた方法で、私も大学時代に名文家と言われた志賀直哉の文章をせっせと書き写したことがありますが、これは私には性があいませんでした。
「天声こども語」については、私は2、3回しか読んだことがないので、これは私の今後の宿題なのですが、、子どもが新聞に目を通すことには大賛成です。
私が子どものときには、国語の勉強はもちろんのこと(?)、読書もまったくしていませんでした。
にもかかわらず、中学生のころにはいつのまにか国語は得意でした。
あるとき父親とそのことを話したことがあるのですが、父親がいうには小学1年
生から新聞を読んでいたからではないかとのことでした。
「新聞を読む」といっても、私が「見て」いたのはスポーツ面、地方版、それから
テレビ欄くらいなものなのですが。
昨今はただでさえ、新聞は購読せず、ネットニュースで済ませるという家庭が多
く、そのため、世の中の動静についてまったく知らないという子供たちがたくさ
んいます。
「うそだろう?! だって毎日ふつうに生きてるだけで、目に耳に入ってくるだろう」
というようなことでも「知りません」という子が意外に多いのです。
大げさに言えば、日本の将来はこれで本当に大丈夫かと思うようなこともあるく
らいです。
だから私は「せめて新聞1面の見出しくらいは見ようよ」「文字を読むのがいやな
らテレビニュースを見ようよ」と言ってきました。
そのような状況ですから、子どもたちが朝日小学生新聞や読売KODOMO新聞、
毎日小学生新聞などに目を通すことは大賛成です。
朝日新聞は「朝日中高生新聞」というのもあるそうですね。
これも決して悪いものではないでしょうから、ぜひ目を通してほしいと思います。
とはいっても私は一度も見たことがないのですが。